研究紹介
キーワード：周期，振幅，同時計測，姿勢推定，モーションキャプチャ
歯のブラッシングは，口腔衛生状態を維持に不可欠な日常動作である．その指導法の客観化を目的として，これまで歯ブラシの3次元運動と荷重，および上肢・頭部・体幹運動が解析されてきた．客観的指導法の確立には，それらすべてを同時かつ3次元的に計測し，分析する必要がある．そこで本研究では，歯ブラシ，手部，前腕，上腕，頭部，体幹の3次元運動および歯ブラシ荷重を同時測定するシステムを構築した．それで上下歯列各ブロックの刷掃動作を計測し，歯ブラシ運動の振幅・周期，歯ブラシ荷重，上肢関節の角度変位を評価した．得られた結果が先行研究結果を支持していたことから，本システムの歯みがき動作分析における有用性が示唆された．（文責：堀澤貴行）
実験用歯ブラシ
実験風景
研究発表（口頭発表、論文）
1) 堀澤貴行，林豊彦，中島努:歯みがき動作および歯ブラシ荷重の同時計測，MEとバイオサイバネティクス研究会，2015/05/23，富山県立大学，射水市．抄録：信学技報, vol.115, No.49, MBE2015-5, pp. 21-26, 2015-5.
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