林研究室 研究紹介 |
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キーワード:肩甲骨,皮膚運動,同時計測,姿勢推定,モーションキャプチャ 投球動作時,肩関節は大きく運動し,負荷も大きいことから,動作解析が行われてきた.しかし,おもに上肢の運動解析であり,肩甲骨の運動解析は,測定が困難であることからほとんど行われていない.そこで本研究では,肩甲骨運動を推定するために,「肩甲骨上部の皮膚面の運動」に注目した.この皮膚運動と肩甲骨の位置・姿勢変化との間に規則的な関連性があれば,皮膚運動から肩甲骨運動を推定できる可能性がある.そのための基礎研究として,モーションキャプチャ・システムと透視X線装置を用いた同時計測システムを開発し,それを用いて両運動の関連性を多重相関分析した.その結果,上腕の側方挙上においては,肩甲骨周囲の皮膚の3次元運動は,肩甲骨の姿勢と高い相関性があることが判明した.今後は皮膚運動から肩甲骨の姿勢を推定する方法を考案する予定である.(文責:畑田宏貴) 肩甲骨背面図 実験風景 研究発表(口頭発表、論文) 1)畑田宏貴,林豊彦,田中洋,二宮裕樹,乾浩明,駒井正彦,信原克哉:肩甲骨の姿勢と皮膚運動との関連性の分析,MEとバイオサイバネティックス研究会,2015/05/23,富山県立大学,射水市.抄録:信学技報,vol.115,No.49,MBE2015-1,pp.27-32,2015-12. |
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