林研究室 研究紹介 |
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キーワード:嚥下,嚥下障害,喉頭運動,リハビリテーション,バイオフィードバック 「食べる」という行動は生きるために必要不可欠であり,生きる上での楽しみでもある.近年,社会の高齢化に伴い,脳血管障害や筋力低下から,物を飲み込む"嚥下"動作ができない人が増えている.そこで嚥下機能の回復を目的として,臨床で嚥下のリハビリテーションが行われている.嚥下のリハビリテーションの一つにメンデルゾーン手法という,喉頭(喉仏)を挙上させる訓練がある.しかし喉頭を挙げる運動は,イメージしにくいため,訓練に時間がかかるという問題がある.そこで,我々は本研究室で開発してきた,「喉頭運動測定器SFN/3A」を嚥下リハビリテーションに応用することにした.喉頭運動測定器SFN/3Aは,喉頭の皮膚面形状をリアルタイムで表示し,嚥下機能を無侵襲,非接触で評価することができる.そのリアルタイム表示機能を用いて,バイオフィードバック訓練を行うための,「嚥下リハビリテーション支援システム」を開発した. (文責:本間正寿) ![]() 嚥下機能評価システムSFN/3A(装着図) ![]() システム動作画面 研究発表(口頭発表、論文) 1)本間正寿,林豊彦,道見登,谷口裕重,井上誠:嚥下機能評価システムSFN/3Aにおける喉頭位置トラッキング法の改良,MEとバイオサイバネティックス研究会,06/21/2013,北海道大学,札幌市,抄録:信学技報,Vol.113,No.103,MBE2013-21,pp.33-38,2013-06. |
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