林研究室 研究紹介 |
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キーワード:肩関節,シュミレーション,筋力推定,運動解析,コンピュータモデル ヒトの肩は,可動域が広く,かつ複雑な運動ができる.この特徴は,複数の骨からなる関節構造および複数の筋の協調活動により実現される.しかし,骨性支持が少なく不安定であるため,肩の筋群がその安定性を保っている.これらの筋群は重なり合うように存在しているため,筋活動の生理学的な計測が困難である.そこで,コンピュータモデルを用いて,それらの筋の筋力を推定する方法が採られてきた.本研究室でも,肩甲骨の運動を考慮した精密なモデルを構築し,肩甲骨と上腕骨の間に付着する筋群の筋力推定をしてきた.しかし,肩甲骨の運動に関与する躯幹・肩甲骨間筋群は再現されていなかった.そこで,本研究では,この筋群を従来の肩関節筋骨格モデルに追加し,モデルの拡張を行った.今後は,このモデルを用いて肩の筋力を推定することで,肩の運動時における筋活動様式を推定する予定である. (文責:三間良明) 肩関節筋骨格モデル Open MRIによる計測 研究発表(口頭発表、論文) 1)藤井陽介,林豊彦,田中洋,二宮裕樹,乾浩明,駒井正彦,信原克哉:筋の骨上での回り込みを考慮した肩関節筋骨格モデルの改良,MEとバイオサイバネティックス研究会,2014/05/24,富山大学,富山市.抄録:信学技報,vol.114,No.51,MBE2014-5,pp.19-25,2014-5.2)藤井陽介,林豊彦,田中洋,二宮裕樹,乾浩明,駒井正彦,信原克哉:肩関節筋骨格モデルにおける筋モデルの走行経路および運動モデルの改良, 第35回バイオメカニクス学術講演会, 11/8-9, 岡山大学鹿田キャンパス, 岡山県.抄録:第35回バイオメカニズム学術講演会SOBIM2014予稿集, pp.193-196, 2014-11. 3)三間良明,林豊彦,田中洋,二宮裕樹,乾浩明,駒井正彦,信原克哉:肩関節筋骨格モデルを用いた躯幹・肩甲骨間筋群の筋力推定,MEとバイオサイバネティックス研究会,2016/03/22,玉川大学,東京都.抄録:信学技報,vol.115,No.513,MBE2015-105,pp.13-16,2016-3. |
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